住宅メーカーの選び方とは。
これから住宅メーカーを選定しようとしているあなた。
「住宅 おすすめ」でネット検索して、気になるデザインがあったら近くの展示場へ行こうと思っていませんか?
その時点で既に住宅メーカー側の思うツボにハマっています。
ここでのあなたの行動とは、表面上しか見えない住宅会社のHPでの情報と、誰かが善意・悪意で投じた不確かな口コミやブログで知り得た情報でしか住宅会社を見れていません。そしてその先に待つのは展示場で出会った住宅メーカーの営業マンによる「まずはアンケートにお名前、住所、連絡先を書いてください」といった個人情報の懇願、「うちは素晴らしいですよ、次は○日に●●●という当社のイベントがあるので参加しませんか?」といった激しいアポ取り攻撃です。
多くの営業マンはアンケート取得が命だと教えられ、最初にアンケート取得、ダメなら途中で、最後で、と常にあなたの個人情報を欲しがります。
なぜかと言えば個人情報さえ取れればその後に電話も訪問もできるからです。さらには住所がわかれば建て替えの方は土地がわかることになりますので、勝手にプランを作って持ってくるなんて強引なやり方も未だにあります。
そしてこれもなかなか上手く作られた仕組みですが、グリーンとピンクなマスコットで有名な不動産ポータルサイトが運営する「○○○カウンター」というものもあります。
これはそこに登録された住宅会社等から自社の特徴などを伺い、それを一会社員としてその部署に配属された担当が「あなたの希望は●●なので、△△会社と▲▲会社がオススメです!紹介しますか?」といった形であたかも住宅メーカーに精通したプロフェッショナルとしてあなたに3社前後紹介し、担当者へ取り次ぎするものです。
ここで注意したいのが、
・その○○カウンターの担当者は登録されている会社のことを知るプロではない
・〇〇カウンターはどこの住宅メーカーで契約しても紹介料が入る仕組みである
・会社がそこに登録するのはもちろん有料なので、そこに登録された住宅メーカーしか紹介されない
・○○カウンターの担当者には何の責任も問われない
ということです。
特に2番目に挙げた「どこの住宅メーカーで契約しても紹介料が入る仕組みである」というところ。これは言い換えれば「その人が契約しやすいメーカーを紹介する」ことにつながるため、本当のあなたにあった住宅メーカーを紹介しているかは定かではありません。
また、常に紹介料が入るため、住宅メーカーもここに支払う紹介料を考慮して値引き額を決めます。要はあなたへの値引額が減るということです。
また最近では保険会社が住宅メーカーと提携しライフプランニングを無料で提供した上で第三者的な物言いでその住宅メーカーを推す手法もあります。
基本的に保険会社へのキックバックは無いと言われていますが、その代わりに住宅ローンの前に保険を見直しという大義名分で自分たちの財布を潤すものです。
いわゆる紹介料替わりに保険の契約を・・・という形ですね。
これを聞くと「じゃあどうやって住宅会社を決めれば良いの?」と思われるかもしれません。
私ならこう思います。
・大手住宅会社やローコスト住宅会社、地元の工務店など様々な住宅会社と人脈のある人、内情を知っている人から紹介してもらいたい
・住宅会社から紹介者へ紹介料が発生するにしてもその道のプロから専門的に比較してもらい紹介してもらいたい
・第三者でも住宅会社が優位にならないようある程度打ち合わせや進め方を住宅会社へ進言してくれる頼りになる第三者が良い
少なくともこの3つはマストです。
例えば私たち不動産会社からの紹介により成約に至った場合、住宅メーカーから紹介料が入ります。(貰えない場合もありますが)
なので基本的には○○カウンターと似ています。
ただし大きく違うのは専門的知識、経験ということです。実務においてもその住宅会社の担当者とやりとりを多くするのは私たち不動産会社なのです。
もっと言ってしまえば、あなたは戸建住宅が欲しい(あるいはマンションが欲しい)と思っているかもしれませんが、本当にあなたにあった住まいは別のものかもしれません。
あなたが一番あなたのことをわかっているはずですが、あなたの考えがあなたに合っているかはまた別の話なのです。
世の中には一口に住まいと言っても様々な形態があります。購入の仕方も然りです。
一度どこにも媚びないフラットなプロに相談してみることをオススメします。